A Piece of Lifeのジュエリーに関わっている
スペシャリストたちをご紹介いたします。
People I
A Piece of Lifeでは国産のヒスイ、そして甲州切子石(夏頃販売予定)のジュエリーを手掛けていますが、研磨をお願いしている研磨師の深澤陽一さんにインタビューをさせていただきました。
「宝石の研磨というより、モノ作りが好きなんだと思います。たまたまここ山梨に生を受けて中学生の時に県立の宝石美術専門学校ができ、周りから「後を継ぐんでしょ?」と言われ続け、徐々にその気になったという感じでしょうか。父親が作り上げた路線を走るための車輪は備わっていたのかもしれないですね。モノ作りをする父親の背中を見る環境にいられたのも大きな要因だと思います」
「ごめんなさい、正直ヒスイのことはよくわらかないんです。勿論新潟ヒスイとかヒスイ海岸とかいった言葉は知っていましたが。ただ加工には手間のかかる宝石だと思っています。しかし一つの塊の中で硬度が違い、模様も様々なヒスイの加工はチャレンジしたくなる宝石だと思います」
「二十代の頃からもやっとしたイメージはありました。宝石の内側で図柄を屈折させることができたらきっと面白いものになるんじゃない?って感じの・・・錯覚遊びが原点です。切子と聞くとガラスをイメージする方が殆どだと思いますが、宝石加工の世界でも削る作業のことはカットと言い、昔は切子と言われていたようです。切子だからと言ってこれまでの宝石加工方法と何ら変わりはなく、山梨の伝統産業「水晶研磨技術」がベースです」
「みんな違うとこかな?データにはない加工中の感覚は、わくわくやドキドキ、勿論ハラハラやヒヤヒヤも、漏れなくついてくるよ。目から入る情報のほかに、加工中の指先に伝わる振動、研磨の音も重要な情報で、作業が進むにつれてプレッシャーも増しますよ。けれど、磨きあがった時の達成感やホッとする脱力感が好きです」
「インスタLIVEは僕が発信しているわけではなく、LIVEに出てって誘っていただけるのでありがたいです。とても僕一人では無理な世界です。だいそれたビジョンは持っていないです。正直に仕事は続けていこうと思います。その中で新しく生まれるアイデアを形にできたら最高ですね。そして僕が作るモノが数パーセントでも地場産業に貢献できていけたなら嬉しいですね」